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正直「壊れて当たり前」の子供用のおもちゃの域ではないです、このＺゲージ。正価ベースで買うと、機関車一台で２〜４諭吉が普通に掛かる代物です。元々もっていたスターターキットやレールに加えて、作るために追加でレールや建物を購入。ライトの類は買うと高いので全てＬＥＤで自作していますが、やはりそれなりに掛かってます。幾らか？．．．カウントしませんて、恐ろしいから(^_^；)。巷ではＮゲージが一番流通していてレール幅は９ｍｍですが、このＺゲージはレール幅は６ｍｍ。「これ以上小さいものは無い」ってことから”Ｚ”の名が付いている様です。機関車や客車のディテールは、すごく繊細・精密で、お値段も「なるほどな〜」という感じです。

【製品】 スターターセット：merklin 8164S
【製品】 駅・機関庫：merklin 8961、8980、FALLER 282740
【製品】 建物関連：FALLER 282730、282763、282764、kibri 6801
【製品】 橋関連：FALLER 282901、282909、208345
【製品】 機関車・客車・貨車：merklin 8807 他
【製品】 その他merklinのレール、切替ポイント、Preiserの人形など
【部材】 ベニア板、ＭＤＦ板、発砲スチロール、石膏プラスター、水性塗料、ＬＥＤ、エンビ板、バラストなど
【満足度】 ★★★★★

【ジオラマ作成ついて】

まずはどんなレイアウトにするか考えます。ＺゲージにはＲが異なる３種類のカーブがありますが、Ｚであること（小さいこと）を生かしつつ、且つそれなりに楽しめるレイアウトを考えます。

単純な周回だけでなくて、引込み線や機関庫も設置することにしました。ＺゲージはＮゲージと違って、ポイントを切り替えても電気は切れず、全てのレールに電気が流れます。引込み線や機関庫に入れた車両を止めておくには「スプリットレール」（電気を切れるレール）を使うのですが、自作しました。途中に整流ダイオードを入れて、さがり過ぎてレール終端にぶつからない様に、止まる様にもしています。

コースを決め、駅や山などを少しずつ作っていきます。山は発砲スチロールやベニヤ板。全体のサイズは横７７０ｍｍ×縦４９０ｍｍ。このレイアウトで簡単に勾配が作れる製品は売ってなくて、勾配を滑らかにしながら作るのが大変です。

山や土地の原型が出来たら、表面全体に石膏プラスターを塗り付けていき、水性絵の具で地面や山地の色を付けます。線路や機関庫にプラスターが付かない様に、マスキングテープで養生しての作業です。木は道路横に生えている赤い花が咲く小さい木（名前判りません）の枝を拾ってきて、これまた自作です。気兼ねなく本数を増やせますからネ。

噴水は軽石から削りだして中央に３色が自動で切り替わるＬＥＤを埋め込みました。信号機や車止め、街灯も自作。小さいので作るのが大変です。１６０８（１．６ｍｍ×０．８ｍｍ）のチップＬＥＤでちゃ〜んと電気が付きますヨ。信号機はスイッチで青・赤を切り替えられる様にしました。

建物には全てＬＥＤを入れて、スイッチで点灯が可能です。部屋の明かりを少し暗くすると雰囲気が出ます。機関庫は通常、機関車しか入れられないサイズ（奥行き）なのですが、裏側に穴を開けて、山の下にレールを長めに敷いて、客車２両を連結したまま入れる長さを確保しました。後ろ側には三角型のフックを付けて、吊り下げて収納できる様にしています。

レールコントロール用・多量のＬＥＤ・スイッチなどで、裏側はスゴい配線です。ＬＥＤは全て定電流ダイオードを介して接続しています。配線の量は二十メートル位は使ったと思いますヨ。
電気で動く鉄道模型なので、ホコリが被らない様に、エンビ板で上蓋を作っています。余ったエンビ板で小さいケースを作って、機関車や客車など手持ちの車両やリレーラー・オイルを入れて、上蓋に留めて収納出来る様にしました。

散々「優しくネ！すぐ壊れちゃうから！」って言ってたからか、息子（翔吾）も自分なりに丁寧に遊んでくれています。遊んでる最中は楽しそうです。でもトーマスやミニモータートレインのレイアウトと違って「これはパパの鉄道模型」って思っているみたいです。ちょっとうるさく言いすぎたか？。
(^_^；)